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 我が国の教育の現状

​ 西側の先進諸国を中心に発展途上国の支援を目的として設立されたOECD(経済協力開発機構)による2018年の調査によると、15才の男女を対象とした国際学力テストにおいて、日本が男女ともに数学でトップになりました。その一方で、日本の大学の理系学部における女子の割合はOECD加盟国中で最下位に位置しているといいます。この調査結果からも分かるように、我が国においては理系学部に進学する女子が極端に少なく、せっかく理系の才能を持っているにもかかわらず、その能力が全く生かされてないという現実があります。

 

 国力の源泉は国民の数理的能力にある

 ご存じのように、技術進歩の著しい現在、国力の源泉はその国の数学力にあると言っても過言ではありません。ただでさえ少子化が進む一方の日本において、女性の数理的能力が社会に生かされていないとするならば、それは極めて大きな損失であると言って間違いありません。私は長年に渡って中学生や高校生を対象とした塾を営んで参りましたが、理系の教科において女子が男子に能力的に劣るなどということは絶対ないと断言できます。日本の国際的な影響力や貢献度が低下の一途をたどりつつある今、日本がかつての豊かさを取り戻すためにも理系に進む女性をもっともっと増やす必要があります。

 女性よ男性を頼らず自立せよ

 現在、日本では、結婚した男女のうち3組に1組が離婚すると言われています。離婚において男女の内どちらが不利な状況に陥るかというと、圧倒的に女性であると言って間違いありません。特に、幼い子供を抱えたシングルマザーの置かれた状況は悲惨で、子供達に十分な食べ物すら与えることが出来ないケースも珍しくありません。最近、私は塾で学ぶ女子高生らに「今日の日本で、離婚はごく普通のことになりつつある。将来、離婚で経済的苦境に陥らないためにも、しっかり勉強して経済的自立を目指しなさい。これからは男を当てにするような生き方をしてはだめだよ」とことあるごとに伝えています。特にこれからの女性は、これまで男性の職域とされていた理系分野にどんどん進出して行くべきだと思います。

 当塾の卒業生の現状

 私どもの塾は、理系学部に進む女子も決して少なくありません。例えば、2022年の春には10名ほどしかいない卒業生の中 、名古屋工業大学工学部生命・応用化学科、名古屋大学農学部応用生命科学科、三重大学医学部看護学科、名古屋大学医学部保健学科看護学専攻にそれぞれ1名ずつ女生徒が進学しています。とはいえ、例年、エンジニアリングの分野に進む女子はほとんどいません。仮に、理系学部に進学したとしても、医学部医学科や看護学科が大半を占めています。やはりこの現状は変えなければなりません。理系、特にエンジニアリングの分野に挑戦する女子がもっともっと沢山出て欲しいと願っています。

 リケジョよ、出でよ!

 現在、中学や高校で学んでいる女子の皆さん、私と一緒に数学を一生懸命勉強して、将来、理系学部を目指しませんか。数学に苦手意識のある人もいるかも知れませんが、もし、あなたが本気で勉強する気なら、青木塾はしっかりサポートします。日本の女性は、もっともっと社会進出を目指すべきです。そうすれば、仮に将来、シングルマザーになったとしても、経済的な心配はなくなるはずです。そうそう、青木塾の卒業生の中には、理系学部に進み、30代にして会社経営をしている女性もいるんですよ。彼女はしょっちゅう海外に出かけたりと、人が見たら羨ましくなるような経済的に恵まれた生活をしています。この日本から、そんな女性がもっともっと出てこなければいけないと、私は思います。リケジョよ、出でよ!

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