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東部中で普通の成績から松高トップへ
Y君が青木塾に入塾したのは、彼が東部中学の2年生の時のことでした。きっかけは、Y君のお母さんから届いた一通のメールでした。そこには息子さんについて、「能力はないことはないと思うのだけど、学力が伸びなくて悩んでいる」との、親としての切実な思いが綴られており、早速、その週末に、本人とお母さんにお会いすることになりました。それが、Y君のドラマの始まりとなったのです。
下の資料は、彼が青木塾に入塾した間もない頃の中2前期の通知表の結果です。これを見ると明らかなように、当時、音楽だけは5ですが、あとは全て3と4ばかりの、ごく普通の成績だったと言えます。

ところが次の資料をご覧下さい。これは彼が中3の時の第5回三進連(※当時、高校を目指す受験生にとってスタンダードな業者模試でした。)の結果ですが、赤い枠で囲んだ部分にあるT得点(偏差値)の変化をご覧頂くとお分かりになるように、中3の1年間で彼の学力が著しく伸びているのが分かります。特に、最後の5回目の得点は211点にも達していますが、三進連でこの得点を取れるということは、中学生としてはかなり高い学力を持っていると言えます。

しかし、それでも高校の勉強は甘くはありませんでした。下の資料は、彼が松高に入ってすぐの頃に行われたベネッセのスタディサポートの成績ですが、何と数学の学年順位は163番だったのです。これでは国公立の大学進学も危ぶまれる状況です。

ところが、その数ヶ月後に行われた進研模試の結果をご覧下さい。学年順位は105番になり50番以上も校内順位が上がっています。とは言え、これでは、まだまだ国公立大学に進学出来るような学力には達していません。

そして、それから更に1年後の前期期末試験(当時は、確か高2の9月頃に実施されていたと思います。)の結果をご覧下さい。何と数学①では、学年平均36.8点であるにも拘わらず満点を取り、学年トップは当然のことながら、学年偏差値に至っては80.0という極めて高い点数を獲得しています。なんと、偏差値80というのは、1000人中トップに相当するような成績なのです。更に、2科目総合でも学年順位2番という好成績をおさめています。

その後も彼は数学で常に学年上位を続け、卒業時には難関大学(確か名古屋大学か大阪大学のいずれかであったと記憶しています。)に現役合格を果たしました。
後になって振り返ると、彼が中学2年生の時、お母さんから戴いた一通のメールが、その後の彼の人生を大きく変えたことになります。Y君、今頃どうしているかな。この記事が目に触れたら、また、近況を知らせて下さいね。