算数嫌いの少年が高校で数学トップ

 S君は、松阪市内の公立小学校を卒業し、市内の公立中学に入学と同時に青木塾に入塾しました。小学校時代は勉強が苦手で、分数や小数さえ十分に理解出来ていませんでした。

 下の資料は、入塾時に行われた基礎学力テストの結果ですが、ご覧のようにほとんど正解がない状態でした。

​(注)写真は、当人のものではありません。

 ところが、青木塾に入塾後、学年が上がるにつれ、どんどん学力が伸び始め、中学3年生の終わりになる頃には、下の模擬テストの結果にあるように、学年の上位に進出するようになりました。

 その後、彼は伊勢高に合格し、晴れて進学校の生徒になりました。当時、子供時代から彼のことを知る近所のお母さん方の間では、S君が伊勢高に合格した解くことが随分と話題になったそうです。


 ただ、いくら伊勢高に合格したからといっても、伊勢市で1番の進学校ですから、高校の勉強はなかなか大変だったようです。

 そんなある日、塾に現れたS君は私の顔を見るなり、「今日、学校の先生に『お前は、高校では伸びない』と言われた」と、しょんぼりした様子で話しました。その言葉を聞いて、とっさに私は「そんなことを言う教師は大馬鹿者だ。今まで通り、分からないところがあったらどんどん質問し、しっかり繰り返して勉強すれば、きっと高校の勉強だって得意になるから心配するな」と、彼に檄を飛ばしました。

 

 その後、彼は今まで以上に熱心に勉強をやり始め、なんと高3最後の実力テストで、下の資料にあるように数学で81.2という破格の校内偏差値を獲得し、学年トップになりました。

 

 その後、彼は有名私大を卒業し、経営コンサルタントになったと聴きましたが、今頃、どうしているかな。 

 最近の若者は少しでも困難に直面すると、すぐに諦めてしまうのが普通です。しかし、彼は困難に直面しても決して諦めることなく、最後まで粘り強く徹底的に物事をやり切りました。だからこそ、小学生時代に落ちこぼれていたにも拘わらず、伊勢市で1番の進学校を数学トップで卒業することが出来たのだと思います。

​ 彼のことを思い出すと、人間の潜在能力が開花するかどうかは、結局のところ、自分自身を信じ、最後までやり続けることが出来るかどうか、全てはそれに掛かっていると思います。