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中1で最下位から高3で学年トップに
C さんが青木塾に入塾したのは三重中入学と同時期のことでした。下のテストは中1の11月に行われた「中1ハイレベル」というテストの結果ですが、青木塾で半年近く学び続けたこの時点でさえ、彼女の数学の学力はなかなか向上せず、学年順位は121人中121番の名実ともに最下位の成績でした。
彼女は小学校時代から算数が苦手で、三重中に入ってからも2年生になる頃までは、なかなか学校の授業にもついていけないような状態が続いていました。算数や数学が苦手な子は、授業をやっても初めから分からないと決めつけ、真剣に先生の話を聞こうとしないことも多いのですが、真面目な彼女は授業中の取り組みも真剣で、小テストをした時に再試になっても、必ず合格するまで最後まできちっとやり切るような子でした。

遅々とした歩みではありましたが、成果は徐々に現れ始め、中3の時に行われた同じ実力テストでは、学年順位が116 人中28 番(当時はトップ35 が、まだなかった時代ですので、この成績はかなり上位の成績だと言えます。)となり、もはや彼女にとって数学は苦手科目であるどころか、最も自信の持てる教科となっていたのです。

ところが、彼女の成長はそこでは留まらず、高校生になってからも着実に成績は向上し続けました。下の資料は、彼女が高3になってから行われた前期中間テスト(※当時は前期後期制でした)の成績個票ですが、数学(センタ-)で満点を取り学年トップになりました。更には秋に行われた第3回統一テストにおいても同じく数学で満点を取り、三重高全体で堂々のトップになったのです。


その後、彼女は卒業時に京都府立医科大学に現役合格を果たし、大学ではで看護学を学び、卒業後、東京の大病院で看護師を務めていましたが、結婚を機会に退職し、現在は保育園で看護師として働くかたわら、一児のお母さんとして子育てにも一生懸命頑張っているそうです。
世の中には算数嫌いや数学嫌いの子が沢山いますが、あきらめずに我慢してきちっと勉強を続ければ、たとえ時間はかかったとしても、いずれは得意になれるんだということを忘れないで下さいね。もっとも、これは算数や数学に限らず、どんな教科についても言えることです。